ジュエリー・宝飾は、ダイヤモンドの輝き・地金(ゴールドやプラチナ)の反射・小さな石のセッティングという、写真撮影で最も神経を使う要素の集合体です。マクロ撮影では被写界深度が浅く、石全体にピントを合わせるだけでも一苦労。さらに照明の映り込みや、高価な実物の取り扱い・保管リスクもつきまといます。3DCGなら、これらを一つひとつデータとして作り込み、撮影では届かない理想の輝きを、安全かつ自由に実現できます。本記事では、ジュエリーの3DCG制作について、表現のポイントと当スタジオの作例を紹介します。
なぜジュエリーは3DCGと相性が良いのか
ジュエリーの魅力は「輝き」と「素材の質感」に集約されます。3DCGは、その光の振る舞いを物理的に正確にコントロールできる点で、撮影にない強みを持ちます。
ダイヤモンドの輝き(ブリリアンス・ファイア)
石のカット・屈折・分散をデータで再現するため、白い煌めき(ブリリアンス)と虹色のきらめき(ファイア)を意図通りに表現できます。角度によって表情が変わる輝きも、狙ったカットで最も美しく見せられます。
地金の質感(ゴールド/プラチナ/ローズゴールド)
イエローゴールド・プラチナ・ローズゴールドなど、地金の色と反射を素材設定で作り分け。鏡面の映り込みも完全に制御できるため、撮影で悩ましい「余計な写り込み」が出ません。
メレダイヤ・パヴェのセッティング
敷き詰めた小さな石(メレダイヤ・パヴェ)や爪(プロング)の一粒一粒まで、精緻に作り込み。マクロでもピントの合った、隅々までシャープなビジュアルに仕上げられます。
ジュエリーの3DCG制作事例
以下はすべて、撮影ではなく3DCGで制作したビジュアルです。石の輝きと地金の質感の表現をご確認ください。
撮影と3DCG、ジュエリーではどう違う?
- 輝きの制御:石のカットや光の当たり方を調整し、最も美しい煌めきを意図的に作れる。
- 写り込みの制御:鏡面の地金に照明やスタジオが映り込まない。理想のハイライトだけを残せる。
- バリエーション展開:地金色(ゴールド/プラチナ/ローズゴールド)や石の色を、同一データから低コストで展開。
- 試作・発売前の制作:貴金属の試作はコストが高い。CADデータや図面の段階からビジュアルを用意できる。
- 取り扱いリスクの回避:高価な実物を動かさずに制作でき、保管・保険・輸送のリスクを抑えられる。
制作の流れ
ジュエリーCADデータ(3D)・図面・現物サンプル・参考画像のいずれかがあれば制作を開始できます。ヒアリング → モデリング → 石・地金の質感・ライティング → 初稿確認・修正 → 納品、という流れです。静止画は約1週間〜が目安です(点数や石の数・難易度により変動します)。
料金の目安
3D画像(静止画)は1点あたり6万円〜が目安です。点数・石の数・難易度・用途により変動し、内容によってはこの目安を超える場合もあります。正式なお見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。
よくある質問
ダイヤモンドの輝きは本当に再現できますか?
はい。カット・屈折・分散を物理的に設定して再現するため、白い煌めき(ブリリアンス)や虹色のきらめき(ファイア)まで表現できます。むしろ角度や光を制御できる分、撮影より狙い通りの輝きに仕上げられます。
地金の色違い(ゴールド・プラチナ等)のバリエーションも作れますか?
はい。一度作成した3Dデータから、イエローゴールド・プラチナ・ローズゴールドなど地金色を変えたバリエーションを効率的に展開できます。石の色替えも同様で、撮り直しが不要なためコストを抑えられます。
メレダイヤやパヴェのような細かい石も再現できますか?
可能です。敷き詰めた小さな石や爪(プロング)の一粒まで作り込み、マクロでも隅々までピントの合ったシャープなビジュアルに仕上げます。CADデータや参考画像をいただければ精度が上がります。
商品が完成する前(試作前)でも制作できますか?
はい。ジュエリーCADデータや図面、参考資料の段階から制作できます。貴金属の試作はコストがかかるため、発売前のティザーやプレスリリース用ビジュアルにも多くご利用いただけます。